7daysbookcoverchallengeSpinoff「学生時代」テーマ その3

またもや 寝落ち!

日付変更線 跨いで

ずれ込みつつ

しれっと やるの

うふ、うふふ、うふふふふ(ひとり 作家刑事毒島笑いまねっこ)

己の読書熱 再び

7days book cover challenge の お陰で

出逢い直すぞ

出逢ってゆくぞ

今週もやります

1テーマの 七日間

題して #7daysbookcoverchallengeSpinoff

今週の テーマは「学生時代」

三回目は『おかしのうたをうたってよ』鈴木まもる(小峰書店)

週末は 賄いなしという条件のとこに 下宿していた頃

大学と下宿の間にあった「中山書店」

そこで ふと 手に取った 絵本

もやっとして

目指すはずのものが ぼやけて 迷走した心持ちのまま

希望に燃えて突き進む同級生と 明らかに 違う空気を纏っていたであろう ひねひねの わたくし

やろうとしていることへの 楽しさも見えなくなっていて

ここに出てくる コンさんに 重ねた

いちまいいちまいの 絵にも

ものがたりにも

すべてに 光を感じるものであった

これは 今 出逢うために ここにいてくれた と

胸にかき抱くように 買い求めた

週末の 食事代としてとってあった 財布の中身であったことも すっとんで…

あとから調べたら 購入日は 木曜であったので

週末でもなかったのだけど

記憶によると

翌日 金曜夜は コンパかなにかで「夕食いりません」と 届け出ていたのに

その予定が流れたのだったか

お金がなくて 参加を見送ったのだったか…

いずれにせよ

気づけば 土曜日

銀行も郵便局も まだ 土日は 完全に休みだった頃

三日間 ご飯なしの 覚悟をして

財布に残る 220円くらい?を

始めに使ってしまうのではなくて

日曜の夜

スーパーの 閉店間際の食材を買うことにしよう と 決めて

なるべく お腹減らさないように 動かずに 寝ていた

食べ物がない と 思うと 余計に お腹はすくもので

部屋にあった 口にできるもの…子供用風邪シロップ(その頃 森家で ブームだった「ノバコデ」というもの…角田の今は無き「銀座薬局」でしか 売ってるの 見たことなかった)と トローチを 口慰みに 入れてみた

空腹時の トローチや 風邪シロップって

あまり 甘く感じられないものだなぁ と

かえって おなかがすいて

床に めり込んでいくような感じ

でも そんな状態も 週開ければ 下宿の朝御飯があるし

お金もおろしにゆけるであろ と

スーパー 閉店間際(値引き狙い)時間を目指して 横になって 目を閉じていた

そんなこんな 二日とちょっと

台所を借りに 降りてゆくわけでもなく

あまりに ものおとさせぬ状態のわたくしに

階下の 大家さん いぶかしく 思ったか

日曜午後三時過ぎ

大家さんの お子さんが

「あの…よかったら 蒸かし芋どうぞ」と 持ってきてくれた

わあぁ…

燦然と輝く アルミホイルに包まれた 蒸かし芋

大家さんの お気遣いやらなんやら

じんわり染みて

それまでに食べた蒸かし芋のなかで 一番 ありがたく おいしかった

あの頃の 絵本には 何故か 作家さんの住所が書いてあることが多くて

鈴木まもるさんに お手紙を書いた

のちのち とても美しい 手描きの お年賀をいただいた

お年賀 やり取りなどもして

のちに 富士山麓に 家移りなさって

お連れ合いの 竹下文子さんと共に 絵本を 出されたり(保育園でも人気のある『せんろはつづく』とか)

鳥ノ巣研究家として 本も出されたりしてる(鳥ノ巣展…東京に観に行ったなぁ)

人生を思う 多感な頃の 出逢い

大切な ひとつ

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