ちっせぇからこそ

心身 引き潮の感じのまんま

買い物から のろりのろりと

家路へ向かう途中

空き地に そのうち家に来てほしいなぁ…と 思ってる 熊廿楽らしき お花が たくさん咲いてて

めんこいのぉ…と しゃがみ覗きこんだ

このときまだ ちいとばかし「ちっせぇ わたくしなんかよぉ」気分に まとわりつかれてて

ため息混じりだったりもして

花のかがやき いただこうと

写真 1枚撮って 立ち上がった

二 三歩 行ったとき

バキュームカーが 追い越しがてら

助手席から身を乗り出して わたくしに向かって なんにゃらか 大声で 呼び掛けていった

知り合いっぽくもない おぢちゃん

何をいっていたんだろう

指差してたな…と

自分を そして 後ろを振り返った…らば

あらららら

しゃがんでたところに 買い物したものが 買い物袋から ほろけておちていたのであった

そんなこと 身を乗り出して 伝えようとしてくれたのだな

おぢちゃん!と 行く手をみたらば

もう おぢちゃんの乗った バキュームカーは 遥か彼方 陸橋をのぼるあたりにおって

すぐ見えなくなった

あ~

うれしいなありがたいな

人って素敵だな捨てたもんじゃないな♪

んでもって それまでの ぐなぐな気分も

ころりん と そこいらの 石ころのあたりに 転がりでていってしまったようでもあり

なんて 容易い♪

こんな 些細なことで ふぃ と 気が紛れるなんざ

ちっせぇからこそ なのかもしれないな

単純ぢゃ

ちっせぇの ばんざい

そんな ぐなぐなのことなど 考えもしなかったであろう おぢちゃんに

ありがとうを 言いたかった

言ったって はてな?だろうけど

返せぬ恩は 誰かへ また 送るのだね

ありがとうという気持ち

日々に ちりばめて

咲いてゆこう

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