物語がはじまる?

言葉に対して
真似っこ能力 ぐんぐん♪の Aちゃん
最近 いきなりやってきて
物語を 朗読するように 喋りだす
「誰かがとんとんと玄関の戸を叩いたのだった」
お!?いきなりそうきたか
で…どちら様ですか?
「それは森のおともだちだったのだった」
あぁ よかった…ようこそいらっしゃいました どうぞお入りくださいな
「でも…戸を開けたら 誰もいなくなっていたのだった」
まだやり取りでの 発展はなく
あぶくたった や しちひきのこやぎ や
そちこちの 物語のフレーズの 寄せ集めっぽいのだけれど
そのうち 想像をふくらませて
創造に繋がるといいなぁ…と 思ったりしたのだった
A ちゃんの 口調が うつってしまいそうなのだったよ
昨日も 風が吹いてくる 窓のところに来て
「風が吹いてきたのだった」なんていうので
ちょっとやり取りにはならん 会話の 始まりだな…とは思いつつ
あぁ 今も風が吹いているね 気持ちいいね…と 返したら
朗読口調が ちょ と 止まって
「うん 吹いているね きもちいいね…」
またおうむ返しとはいえ
はじめの 「うん」は そのまんまの トーンだったよ
学生時代 ひところ 演劇的喋りに からめとられていたころがある わたくし
幼いながらも もしや A ちゃん
その頃のわたくしのように
何かの 防御もあるのかもしれないな…なんて 心配も半分
楽しみ半分

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