芋虫パワー

母の 病院送迎の 帰り道

互いに へとへとして

交わす言葉もなく

もくもくと 車椅子押して 歩きながら

あぁ 眠いけど かえってご飯食べたらすぐ出掛けなきゃならんな…と 

いささか ぐったりした気持ちになっとったところ

ふと 目の前を横切る 小さなもの

おおぉ

あの色合い 形は ヒトスジスズメ幼ちゃん♪

そんなに 堂々と 道の真ん中におったら いくら 裏道小道でも 轢かれてしまう!と

車椅子 止めて

手に乗っけて 道端の 朝顔のとこに 移動してもらった

つまみ上げるとき ちみっと 嫌がったけど

すぐまた しっぽ ぴこぴこ 動かして

環境 ためつすがめつ

馴染んだようでもあり

朝顔 食べちゃうかもなぁ

誰かに見つからないようにね なんて こっそり 声かけて 辞した

「なんだい 元気でたごだ」なんて 母から言われたりもして

いもむしパワーですかね

またね

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