昨日 雨に濡れながら 百合にとまっていた 蝶
今朝もいた
一晩中そこに?
左羽の 負傷で 飛べないわけではなかろうが
もう ここを終の棲み家にするのであろうか なんて
ちみっと 哀しげな思いなど 浮かべていたれば
あら…
もう お一方 ひらひらりらららら♪と やってきた
そのとたん ふぁぅっ と
負傷など こともなしに 舞い上がった
なぁんだ
まちあわせだったか?
よかった
勝手な 感傷
もしくは 勝手な 歓喜
世界は 思い込めるほどに 平べったくはないのだな なんてことを
今更ながららまた 思って
心 ふと 舞い上がる