白墨の輪

土曜に おうかがいした SENDAI 座project 結成10周年記念公演『音楽劇 白墨の輪』

演劇に 明るい方々は「ブレヒト!」と 感嘆符混じりで 声をあげるようなのですが

その名を 聞いたことあるだけで 

全くもって なんの知識もないまんま

ま なくていいのですけど

だから 比較も

知った風な 批評とかでもなく

いつもの 手前勝手な 感想でしかないのですが

演者さんも 音楽さんも 大道具さんも 空間演出の明かりもおとも

ごっつり 力みなぎる 舞台でありました

演じるという呼吸を 生きている…というのでしょうかね

今の話だろうが かつての話だろうが

ここに それを体現する 説得力に うたれました

ついつい 見知りの方 好きな方を 目撃しにいく…という 部分的な気持ちで 行っちゃって

こうさん 太郎さん Nao さん お出になるところは

つい 前のめりの心持ち

やっぱり 素敵でありました(バランスさておきにして言うと この方々をもっとみたいとか思う)

でも 他の方々にも 心持ち 奪われました感

音楽の力強さもすごかった

ギリシャローマの仮面劇的 権力者たちを 仮面に閉じ込めるなんてのは とても 効いてた

冒頭に 今を トッピングしたのも なかなかに…なかなかでしたけど

それ はじめだけで あとに なんもなしなのが 

わたくしとしては ちょ と 物足りなかった

締め括らなくても 落とし前つけなくてもいいから

も少しだけ かまってほしかった

エピローグ的なとこに ちょ と 垣間見せたのか?

でも 浮遊したまんまでありました

本編が 力強すぎて どっかに飛ばされちゃったよ…

たっぷりすぎるほどの 力に 溺れそうになりながらも

人のこころの やわらかさか 内包されていて

それが 縒りあわされ 織り成されてゆく感じに 救われる 物語

んでもって なんだかんだ言って 細かいこといっちゃうと

あれだけみなぎる力と 素晴らしきセットなのだけど 

そこにないものを マイム的な所作にするところ

例えば 扉など お約束として オノマトペと共に「がらがら」とか 「ぎー」とかいって やってらっさるとこ

マイムに 関わってしまってるからこその 感想かもしれんけど

なんだか そこだけ ゆるみというか 歪みのように 見えてしまうのでした

こんなことしちゃった なんちゃって てへぺろ…みたいな

…もしかして ちょっと おどけてるのかな?

わからんけど

ま でも そんな部分を 引きずらずに どどどっと 雪崩れ込む 言葉と歌の力も あるからいいかな

音楽劇が ミュージカルと違うのは

踊りがない だけでなく

歌そのものが それだけで そこにある感じなのかな?

必ずしも 登場人物に 知らされること…という設定でもない 

お客に向けての状況説明的 歌作品だったりするのかも

色々あるのね

仙台だけでなく 全国 または 世界への展開

頼もしいなぁ

楽しみだなぁ

これからも 色々見せてくだされ

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