『東京を生きる』

雨宮まみさん祭りは 続く(いろんな祭り 続いてるが)

『東京を生きる』(大和書房)

彼女の 比喩は

ありがちの 薄浅い 美しげなものではなく

表面を飾り立てる 鎧でも衣服でもなく

ましてや 皮膚でもなく

すべての 防御を 剥き去った

剥き出しの肉のような あられもなさのよう

しかし それがまた 美しくて

ひりひりするほどで

ぎりぎりの 命の瀬戸際で

きりきりと 切望しながら 生きていたような 感じで

あぁ もっと これからも書いていってほしかった

生きていてほしかった

惜しみながら

悼みながら

また 読む

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