
おかえり
たのしかった?
見ることができないでいた ひとときひとときも
ずっとずっと 生きて いたんだね
あなたが 見ていなくっても
絶え間なく 生きて 思っていたよ
あのとき 言ってくれたように
溢れる思いを 届けられるように
とどめたり
託したり
していたよ
でも やっぱり あなたに 伝えたい思いは
目を見て 受け渡したかったんだよ
いつでも 近くにいられないけれど
いつだって 近くに寄り添っている気持ちだけど
やっぱり 近くで 見つめあえる時間が
うれしい
そんな時間に おかえり
また 雲を 眺めたり
虫や草の話をしようか
引き出しや ぽっけのなかに
あなたが喜びそうなあれこれ
ぽんぽこぽんに ためといたんだ
会えなかった日々を 埋めなくてもいい
ただ
いま
満ちればいい
秋の気配の 高い空まで
広がれ
想い