ほぼ あしなが一族に やられてしまっている
ナミアゲハ幼ちゃんたち
見れば見るほど かなしくて
もう その姿も さがさずにおりましたけんと
日々 ナミアゲハかあさんは やって来て
柚子の木に
可能性を うみつけてゆく
そうだね
感傷に たち止まるなんて そんな暇ないんだよね
その姿に
後押しされたりもして
陽を仰ぐ
空に蜘蛛の巣の虹
なにがあってもなくても
踏み出すがよいのだな
いこう
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