どこにでもいけるから

本家 森家の 小斎の お墓
見張らしよいです
上の方に 展望櫓みたいなのが 作られたばかりらしく
やはりここからの眺めは
ずっと見ていたい
昔は 高いところにお墓を作るのが
そのあたりの 有力者であった…てなことで
丸森町長などもやったおずんつぁん(ひいじいちゃん)
その前の代々 地主だったりなんだりの ご先祖さま
一番てっぺんに 建てたようですが
今は も少し開けて
上の方も 道ができて お墓も たくさんできている
うちのじいちゃん「ここに入りたい」と ずっといってて
なくなってすぐは いったんここに入れてもらったものの
長男とはいえ
家を出たわけだし
なんだし かんだし…てことで
程なくして ばあちゃんが 角田の市営墓地の契約をして 石まで買っちまったのだった
あそこにいたかったろうなぁ…と 思ったりもしたけど
一ヶ所にとどまっているわけなかろう…という思いも
後付けいいわけというわけでなく
何となく思うもので
あそこだとか ここだとか言ってるのは
生きてる人間ばかりなんだろうな…なんてことも思う
重たい思いと身体を纏う生き物でなくなったらば
大好きなところには 容易く飛んでゆけるのでしょうよ きっと
それは 考え抜いたわたくしだけの慰めでなく
どこからか 風のように ふわりと撫でてくれた 感覚のようなもの

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