右は見えないようだ

昨日は 父のところへ

はは あんちゃ わたくし とで ゆけた

昼御飯中

どうにか こうにか 一人で 食べていた

スペース的に 父の 右側に立つしかなくて

暫し待つ

やはり 右側は 見えてない

視力的に というだけではないようだ

食事終えて

ベッドに 移動するに

看護師さんの 手を借りていたものの

朝よりは「力出てるね♪」とのこと

聴こえは 前にも増して 難ありになったものの

ことばをとらえれば 受けこたえ のろりと 成立する

ただ やはり 文字を 見て 理解することが 難儀になっている

そのあたりの 働きの 脳細胞に いろいろおきたのだね

二日前と おんなじ ここはどこだ?問いもあり

そのあたりは 今後 落ち着くと よみがえるものなのかどうかは 謎

母の時も あんちゃの時も はじめのうち 愉快な程の 錯綜とか 世界認識があったもんなぁ

ま とにかく どうあろうと どうなろうと

今のかたちを受けとる

そうして 次の 一足の 先を 見つける

もつれるようだけど ゆっくりと「迷惑 かげっつまうげんと…堪忍な…」などという

めいわぐなんかねぇでば がんばっぺね まだ 来っかんなぃん と 手をふった

部屋から出るとき すこぅし 滲みそうだったけど

大丈夫

望みは 絶たれていない

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