3時間のために

「たかだか三時間のために 1年まるまるかけてんのよ バカでしょ?」と とんこちゃんが 気持ちよく笑う

ばかになれなくて 祭りなんか 作れるかよぉ なんて思う

斎理屋敷周辺のイベントで いつも かかわり 素敵に楽しいことを企む おおつきけいこさま(画家だったり 企画の人だったり…なんか いろいろと楽しくて素敵な方 昨年の『道化が 語る ものがたり』の 制作協力していただきましたる)も 

「つかれた~♪」の声が 弾んでる

祭り作りてさんたちが 楽しくてしょうがない顔をして

あちこち立ち回る

ずっとついていてくれた「あやのちゃん」も

「灯籠点いてから 見られましたか?庭の上の方は 雨のために残念ながら 飾れなかったんですけど やっぱり並んでるところ すごくいいですよね 是非ゆっくり見てください」てなことを

キラキラ目で 言ってくれた

好きなんだな この祭りが

そんな 人たちで溢れていて

この時間が 生まれている

胸のうちに 明かりが灯る

どんなかたちでもいいから

またくるよ

かえってくるよ

この時間の中に…と 思う

あの 三時間の 幻は

今あの場所にはないけれど

居合わせたみんなの 胸の中で

ゆらゆらりと いまも 灯っているのだな

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