力ある!『さよならドビュッシー』

昨夜

帰宅してから

母の デイサービス お着替え 整え

ひとりばんげ 済んだら

猛烈に 眠くなり

父も デイサービスでの疲れもあって すやすやで

わざわざ起こして 口腔ケアするのも 申し訳ない…なんて 思うより先に

寝落ち

しかし 真夜中ちょい前に 目覚め

つい 手近にあった読みかけの『さよならドビュッシー』中山七里 著(宝島社文庫)

読み始めてしまい

んあああぁ!

最後までいっちゃった…

読みはじめの頃は

作品の都合だとしても 人が簡単に 死んじゃう話は 好きじゃない と 思った

その(死んじゃった)登場人物が 主人公になってる Spinoffも 出てるというから

安心して その人は 大丈夫と思って 買ったのに…

しかし だ

読み進むうちに

音楽や 音に関する 深さ

特に ピアノを 弾くことに関する 造詣の深さ というか

そこにとりつかれたものの 心情へと 深く深く 潜り

言葉になかなかできない 部分を

物語のなかに 絡めながら 掬い上げてくる巧みさが

うならせられる

障害を持ってしまうこと

トラウマ的なこと

力強い 音楽に出会うこと

中でも ドビュッシーに 出逢ったときの 衝撃的な 心情は

口幅ったい 言いかたさせてもらえれば

似たような心情だったもんで

共感するとこ 大いにありあり

いや…でも どんでんでんどん!な 最後の展開には

わわわわわ!でして

でも なんというか こんな風に いろんな形の救いを 散りばめられるのであれば

どうかどうか 救いのない思いにさせられた人をも

のちのち 救ってはくれまいか と 作者に願う

「このミステリがすごい」という コンテスト?での 大賞だった てのが

わかった

たしかに「すごい」よ

力ある作品を

ありがとうございます~♪

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