なんとかかんとかこえてゆく

なにもしていないような 気がしているのに

なんだかずっと へとへとしてて

往来を 一歩も 歩いたりしてないないうちから

いや だからこそ しゃきっと 踏ん張らぬ 体勢のまんま

ずろり ずろり ずず ずろり と

暑さが苦手な 軟体動物みたいな 体で

暮らしおりました

いやまてよ

よくよく 考えたらば

大洗濯大会やったよな

母の 歌稿仕上げに 付き合ってたよな

あんちゃ帰宅してから 買い物にもいったよな

おさんどん きっちりこさえたよな

やってるぢゃん

もっと なにかしら やり遂げたかっただけなのだろうな

やりたいこと さておきにしているようで

本も読んだもんな(植本一子さん祭り 続いてる『台風一過』河出書房新社)

欲張りすぎず

やれたことを なでなされ 自分よ

まだまだ終わらなくても 年賀状も書く

ちょっと甘くなりすぎた 紫蘇ジュースに 柑橘など 浮かべて

乗り越える

…いや そんな パワフルな感じでなく

掻い潜るというか

這々の体で 這いずるようでもいいから

這う目の前の 草ぐさ虫むし 愛でながら

なんとか かんとか 今日という日を 過ごしていくんだ

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