あおくさかめむし

リトミック仕事のあと

ちょ とした 書類受け渡しに 小走り

…の 目の端に 黄色い色

ふと 立ち止まってしまった

近づいたら かめむし(あおくさかめむし黄色型?)の 腹

ちょ と つついたら わにゃ… と あしが動いたようでもあり

息 あるのか?

ひっくりかえしてみたけど

己の足で からだを支えるちからは ないようだ

なんともはや…

関わってしまったとて なにかできるわけでなく

無力

こういうとき なにか 力があればいいのに と 強く思う

でも そんな辺りにおける 人の

無力であるからこその 均衡に支えられて 世界が 成り立っていたりもするんだよな など

諦めとも違う 納得のようなものを 呑み込んで

せめて と 木の根元に 置いてみる

ゆっくり土に還って 

やがて 木の 梢まで のぼりゆけよ~なんて

むねのうちで 手をふった

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