へび!

寝違えたのだろか

首がいたい

いや からだのあちこちが 錆び付いてきしむ感じ

昨日なんて ほぼ 動かずいたのに…と 思ったが

宵の口

酔っぱらった勢いで

薄暗くなってきた庭で

草刈り 草引きしたっけな

それか?

もう 今日も休息の日でいいや

訪問看護師さん 来るまで と

の~ん と 飯台のとこで 本など読んでおり(年賀状書けよ!と 己突っ込みにも 蓋しとる)

…したらば 外から帰ってきた「さばちょび」が

なんやら 咥えてきた

まぁ 毎日何度もなにかしら 咥えてくるので

驚きもしない…はずが

いつもの感じと違う 引きずるもの

その長さは 蛇さまでは!?

ひ~!

おめほいなのいんながさしぇでくんのやめでけらんねぇがんやぁ!(あなたそんなもの家のなかに連れてくるのやめてくれないかなぁ)と 大声だしてしまう

わたくしに 取り上げられまい!と

咥えたまんま 母の車椅子の下へ 潜り込む

ほかの 猫らも わらわらわらわらわらっ と 集まってきて 遠巻きに 参加せんとす 体勢

もしやもう 息絶え絶え もしくは 絶命なさってるかもしれないけど

毒なしさんかもしれないけど

このサイズの方を

家のなかで 遊ぶとか食うとか やはり やめてもらいたい

「あんだ!早ぐ!!寛も!!!」と 母

「こういうのは 僕はちょっと…やはり あやちゃんの出番でしょう」と あんちゃ

わかっとる

わたくしなのでしょうよ

万が一 生きていて 反撃の一噛みあったら 困るので

分厚めの ブランケットで 蛇さま頭のとこ 掴む

横取りさせじ!と 唸り引っ張る「さばちょび」

意地でも 負けるもんかい うりゃあ!と 引っ張り

庭に放った

やはり 動かぬ 蛇さま

なになになになにっ!?と 猫らが 庭へ飛び出す

ふぅ…

猫らのほとぼりが 冷めたら

弔いさせていただくかな

今日はもうなんもやる気出ぬ なんていいつつ

瞬発力は 出せるものだね

水出し珈琲でも飲んで

己の ほとぼりも冷まそう

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