レストラン カノウ

昨夜は ご飯会

レストラン カノウ ということで

ちょっと おすまし洋食屋さんかなぁ などと 
保育仕事帰り 

三つ編みツインテール ぐだぐだTシャツ ネパールもんぺ 足袋 ちぎれそうな鼻緒の雪駄…てな いでたちで

とてぱた 目当ての住所のところへいくと

ややややや!看板に フランス国旗が 描いておる

これはもしかして ドレスコードのようなものがあったら 出入り禁止ですかも… などと

怖じ気づきましたが 

問題なしでした

品のよい方々が 品質に揺らぎのない 美味しいものを楽しむ こじんまりとした雰囲気

食前酒 てなあたりに 100年もののシェリー などと書いてあって

狼狽えてしまいしたが

抜け穴がないほど みっちみちな 高級感というわけでもなく

はしはしに 庶民的な感じもあって

落ち着け 落ち着くんだ わたくし!と

ぶつぶつ呪文でも唱えるみたいに 辺りをうかがう

前菜と メインを選んでください…ということで

並んだ文字を見たら

地元周辺の 食材を使った なんやら素敵っぽいものたち

ぽあれ だか じゅれ だか

片仮名は 頭に入ってこず

でも 七ヶ浜の雲丹のなんちゃら…を 選んだら

プラス300円

わわわわわ などと また 胸のうちで ひっそりと 慌てる

まず始めに フランス語で チョコレートで ご挨拶されちゃったのですが

このチョコレートを こそげなめてよいのかどうか…など言いつつ遠慮がちに フォークでなぞってみたらば

ご一緒したかた「だってどうせこのまま下げられて洗われてしまうだけでしょ」と

なれた手つきで ずいいっと フランス語を 撫でてました

ぼんじょるのさばびえんぼなぺてぃ♪

フランスの ご挨拶 みな 腹の中へ…

その後 めくるめく「素敵」の 大行進 

海老味の ぷわんぷわんしたものや 甘く優しくおめかしした プチトマトから はじまり

わたくしの選んだ 前菜ときたら

たっぷりの雲丹ムースだよ雲丹そのものも入ってるよジュレかかってるよこれつくれるかなほかになにはいってるからしかしんまいわは~♪と

もくもくと食べておりましたが

内心 大騒ぎ

続く 海老と 鱈を なんにゃらか施したものに至っては

風味のよい 衣っぽいところの秘密を探りたくて

更に 無口になっておりました

ん~世界は広いわ などと 妙な感慨に耽り

席の仕切りに 付けてあった石が

フランス国内でとった 石なのかどうか 知りたかったのに

訊くのを忘れてしまった…

ランチなどは ちょっと 気持ちのたがをはずして 踏ん切れば 行けなくもない お値段(なんぢゃそりゃ?)

そのうち また めくるめくために

行ってみて 

そのときにでも 石のこと 訊くのもありだな…などと 思う

ここまで はっきりと「フランス料理です」と うたっているお店に入ったのは 多分 人生初なのだと思うけど どうか?

…て 誰に訊いてるんだ?

今度はちゃんと 自分のお金で 食べてみよう

ご馳走さまでした

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