やさしいかぞくみたいだった

袖の床に ぺたりと 尻をつけて
はいふく筋やら ハムストリングを
みゅ~んと 伸ばす
袖幕や 照明を 見上げて ゆっくり息を吸う
息を吐きながら
中身をだし
また 新しい 舞台の空間を吸い込む
至福
広い会場だったけれど
お客様の 笑顔が見えた
思わず そのかたに向かって ご挨拶踊りなどする
また 帰ってくるね…と 思いながら
お辞儀をした
見知らぬひとが 優しい家族みたいだった

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