声が聞こえる

父 体力付いてきた証拠だね。
リハビリの様子を 見ることが出来たけど
細くなった足の たるたるな肉が 時折 きゅ!て 堅くなったの見えて
おお!自分で頑張ってる・・・と 感動した。
はかはかしてしまってけど
程なくしてきた 昼食・・・五分粥・鱈の煮付け・里芋と麩の煮たの・人参となんだかわからぬものの煮たの・桃のピューレ・いちご味らしき アルギニンなんたら・・・いうゼリー・・・などを なんとかかんとか1/3くらいは 食べた・・・かな?
母が 合いの手を入れるように 「ほら、口から入れると力が付いてどんどん元気になるから」なんつって 顔しかめられる。
そういうの、せかされてるみたいで 嫌なんぢゃないかと思うが・・・と やんわり止めた。
手がしびれて ゼリーカップが開けられないとか スプーン持つのが億劫といってたので
抗がん剤やってたときみたいなもんかなあ・・・と
冷たいスプーンの持つとこを 握ったりこすったりして 温めてみた。
まるで スプーン曲げでもふざけてやると思ったのか
母が 何してんの早く渡しなさいよ顔でこちらをみた・・・まあまてよ せかすなよ
と思ってたらば、父 自分から 手を伸ばして スプーンを貸せ・・・と。
ね、自分速度のほうが 気分良さそうでがんしょ?
水の要らないシャンプーで 頭頂部と側頭部を かしかしやって
「気持ちいい」て言ってくれたし
明日 気分良かったら
起き上がってるときに 後頭部もやろうね・・・ていったら
「ん」て しっかりうなづいてから 目を閉じた。
気持を ぶつけるのではなく 届くように受け渡す
自分の気持ちのコンディションは 毎日違うから
なかなか うまくいかないのだけんど
こうして毎日 修業させてもらってる気分だわな。 
ちちもがんばれ!わしもがんばる!

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