父の同級生 頴川さん

夜通し

治りかかりの 帯状疱疹が 痒いらしくて

ぐおぉ と うなり

己の腕ぢからで 寝返りを試みる 父

寝返り打てないから…の エアマット 返却するかね?

でもまぁ 下半身は そんなに動かせないようだから

このまんま 借りておくか

朝方 すこうし 眠れたようで

ほっとして

寝坊してしまった

その後は びちぐそ探偵 となったわたくし

猫らのうんこを 追い

ちょいと 腰が よろしくない感じになり

ゆるめて なでて 様子見て

ぼやぼやしてみる

ほどなくして しっし~に 頼んでいた 珈琲豆が 届いたので

うきうき珈琲時間

まったりしてたら

父同級生の 頴川さんが 訪ねてきてくださり 立派な桃をいただき

今もう 果樹園としての商売からは 手を引いたと きいてたものの

かなり 美しい 桃に 感動する

同級生つうたら 84歳か 85歳だもんね

素晴らしいなぁ

父に くんくん 匂いかいでもらい

頴川さんのこと話したら

ほおぉ てな 顔してた

そうこうするうち あっという間に 昼

ありものチャーハンこしらえ

昼下がりは 重松荘一郎さんの ライブ配信 聴きながら

父のベッド横で 腰痛体操風 ごろ寝

特別な形で 祈ったりはしなかったけれど

こんな 安穏とした 日々を これからもずっと 守れますように とは 願ったり祈ったりしてるのでした

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