わかんないけどわかった…てなかんじ

母が「おとさんの よごさ つれでって」と

父ベッド横へ 車椅子を押してってほしい旨 言ってきた

自分から言い出すの ものすごく ひさしぶり

どうしたのかと思ったら

夢で 父が タクシーで出かけていったので ちゃんといるか心配になった…とのこと

その夢は 昨夜 見たらしく

夢のあと あんちゃに おしっこ助太刀 頼んで

こんな夢みて 心配だから 父の様子見に行かせて とも 頼んだらしい

ただでさえ 頻繁に起こされて 不機嫌あんちゃ

さらに なにいっとるんぢゃ!?と ぷんぷんになったらしく

「『文ちゃんちゃんと横に寝てるんだしそんなわけないでしようよっ!』て ごっしゃがったんだよわ」とな

…まぁ そりゃそうでしょうな

母の呼びかけに はじめ 父 反応まったくなく

わたくしが 右耳側にいって ひとつひとつ 中継ぎして伝えたら

目を開けて ちゃんとわかったときの感じで 頷いた

母だということはわかった

夢の経緯あたりは なんのこっちゃ!?と わからなかったようでもあるけど

母が父の夢をみたこと

それをきっかけに心配になって 顔見たかったということ

…そのあたりは わかったようだ

かつて 二人元気で 並んで寝ていたとき

母の とんでもねぇ 壮大なるドラマチック夢に 起こされて

そのたびに「夢の話なんてして起こすなっ!」と 怒り

どうしても伝えたくなってる母は 仕方ないので わたくしの部屋まで わざわざ夢の報告をしに来て スッキリして 

すこん と また 寝入り

なかなか眠れぬ父は 横で 再びいびきぐ〜が〜かいてる 母をみて ちっ!てな 舌打ち気分になっちまってた…なんてことが 度々あったのだった

そんなこと 思い出せたりしてるのかなぁ

さっきまで 目を開けず 口腔ケアもさせてもらえなかったものの

夢のやり取りのあと ついでにっ と 声かけたら すんなり口を開けてくれた

わは♪

ありがたや

ちちははが 60年以上 積み上げ育んできたもの

そういうものに支えられ 救われているなぁ て 思う

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