‘言の葉’ カテゴリーのアーカイブ

心 霜ふり

2018 年 12 月 11 日 火曜日

苺の葉っぱ霜寒い朝だった

霜降りて

あちこち凍りついてた

凍りつくような ことばを はいてしまった

いや 霜のせいじなゃないけどね

反省中

おひさまのようなことばを

今度は言えるようにしよう

通じない電話

2018 年 12 月 5 日 水曜日

使わない電話「なんでこんな時間に 起きてんだよ?」なんて

ずけずけと 電話 かけてよこして

言いたいこと 言うだけいって

困惑の 沈黙を 嘲笑って

それは まるで 自嘲でもあるようで…

ある時 いつもの 憎まれ口のあと

ふいに ゆるんだ 力加減

「今まで ありがとな」なんて 言葉残して

それっきり…

ずるくないか?

ほんとは そんな 傍迷惑なひとときが うれしかったんだよ て

伝えられないまんま

気づいてたかもしれないけどさ

もう通じない電話

探す術もない

傷を残すことが 存在を刻むことと 勘違いしていた 若気

今なら 愛しく思い返せるのに

すかしたブルース

最後まで 笑わずに 聴いてやれるだろうに

生きてればいい

もしくは

生ききってくれたのだったら

それは それでいい

受け流していい

2018 年 12 月 3 日 月曜日

鉄塔知らず

悲しい歌ばかり思い出す

思いの出所に

目を凝らさず

耳を澄まさず

「わたくしはかなしいのだ」なんて ラベルを ピンで とめたりせずに

大きいものを見上げて

たとえば

うわぁ 鉄塔すげえぇ なんて

あほらん と 口をあけて 声に出したりして

あはは

流れてゆけ

勘違いもまた甘美

2018 年 11 月 29 日 木曜日

すすきのようにてをふる手を伸ばせば

容易く 届きそうで

あれこれと

逆上せたことを思い巡らせ

踏み込む前に

久しく音沙汰もないではないか と

一人相撲の 土俵にて

我に帰り

辺りを見回して

誰も見ていないというのに

しくじった猫の 毛繕いみたいに

居住まい正して

けほん などと 咳払いひとつ

しかし 勘違いも 甘美なる ひととき

いい夢見させてもらったよ

慰めなど くれるな

すすきのように 手を振る

遠い秋の記憶

呼応する 記憶

2018 年 11 月 22 日 木曜日

ためいきみたいなくも物語に感動しても

その 誰かの創作の中に 生きたいわけではない

かつての 出来事との 相似が

倍音の如き 呼応と共鳴 を 生んで

震えたのだから

自分を辿るのだ

生み出した その人の来し方を 眺めたいのだ

共鳴の 音源を 探すみたいに

本を開きながら

結局 人に出逢いにいくのだなぁ

虹を孕む

2018 年 10 月 29 日 月曜日

虹を孕む

あなたの ことば

ひかりだ

虹を 孕んで

飛べそうだよ

こころ

2018 年 10 月 20 日 土曜日

受け取った羽会えなかったけど

羽ばたいている印

うけとった

手の中に

風を切る感触が よみがえる

ありがとう

また 飛ぶ思い

取り戻してゆくよ

ななかまど

2018 年 10 月 14 日 日曜日

みあげてもみおろしても昨日 蔵王自然の家で

みあげて

みおろして

見た

ななかまど

あかあか うつくしやぁ

んでもって なんで ななかまどなんていうようになったんだろ…と

調べる前に

勝手に憶測してみる

七つの竈から 火の粉が はぜて 飛び出して あちこち冒険を繰り広げ

とある 山で 仙人さまを助けた ご褒美に 美しい実の成る木として 生まれ変わらせてもらえた という伝説から

…なんちゃって

薄浅い妄想嘘はほどほどにして

調べてみた

七つの竈 燃えにくい というキーワードのものがたくさん出てきたけれど

それが 間違いのまんま流布された説もあり

こちらのほうが なんとなく 納得できる感じ

火の粉…古の名付け親さんと 近かったかな

ふふふ

紫蘇祭りとか 不測のどたばたとか

2018 年 10 月 11 日 木曜日

しそ祭りとか紫蘇摘んだのち

数日 紫蘇祭り的

以前の 漬けといた葉っぱ 惜し気もなく 出したり

生葉っぱ 刻んで おにぎりに混ぜ込みまくったり

部屋に漂う 芳香も いい気分

お陰で 寝坊的 ぐっすり安眠でありました

おとととと こりゃいかん と 階下へ降りようとしたら

そろそろ 出掛ける時間では?の あんちゃ

まだ 寝とる

あんちゃっ!仕事今日やすみなの?と 声かけるや否や

「休みじゃない」と がば!と 起きた

階段も 階下も 電気が点いてない

母のおしっこ助太刀 未明にやってそのまんま 寝てしまったのとは違うみたいだ

…てことは この状況から察するに…と

穏やかならぬ気持ちで すこうし 慌てて 母のとこへ

布団 ベッドから ずり落ち いつもと違う体勢で 仰向いてて

わたくしの 気配察して 悲痛なるか弱き声で 呼ばられた

ああああぁ …すまぬっ

真夜中の 電話 あんちゃに 通じず わたくしも 出てくれず 自分で何とかしようとはしたけど なんともできなくて…と

もう冷え冷えとしてしまった だっぷりと濡れてしまった布団になすすべもなくいさせてしまった

今 最低量の 尿取りパッドしか 使ってないもんで

そいつは 膨らましすぎた風船みたいに 弾けており

介護ベッドの上に敷いていた 昔ながらのゴツい蒲団の 二枚目まで 染み通ってたりして

謝る母

いやいや 謝るな 謝るのはこっちだ

二人して 泣きそう…でも 泣いてる暇はない

まず ポータブルトイレに 座ってもらって

身体拭いて

着替えと 蒲団引きはがし

簡易整え

このままではいかん 蒲団も

心持ちも…

なぁ 昔(かなり 長じてまで)寝しょんべんたれっこだった わたくしのふとんて どういうふうにしてくれてた?と 訊いてみる

「お湯 含ませたタオルで とんとんして 干しただげでねぇがなぁ?」と 母

かつてのわたくし「おねしょふとん」て 呼んでた ちっこい蒲団 挟んでたけど

それとて 結構きちんとしたやつで

ほぼ 毎日 ねんしょんべん小僧だった わたくし

よくもまぁ 毎日 まわしてくれてたものよのぉ

そんなお道化たこと 言いつつ

よぅし わかった お湯とんとんしてくるっと勢いよく風呂場へ 蒲団を運んだ

…んが タオルで とんとん とか できる かわゆい 日本地図 レベルではなく

こりゃ 七つの海的だわ なんつって

やおら♪おーけーおーけーななつのうーみーをーぼーくはひとりでぱーとーろーーるー♪などと

もう何十年も 思い浮かべることもなかった なんだったかの アニメの 主題歌など 口をついてでる

不測の事態に あどれなりんどーぱみん出動したか

ゆるやかに ハイになっとる…

その勢いに任せて とんとんでなく

お湯ぶっかけて 踏み踏みしちまった

昔はクリーニング屋になど頼んでなかったろうしな

なんとかなる

母に 蒲団 踏み踏み洗いしちまったぜ あとは 秋晴れ続いてくれるといいよねっ♪など

からげんきくさいけど 言ってみる

「あんだって人は…」母苦笑い

こうなったら 2ヶ月放置の 父の のっぴきならないまんまのふとんも 洗っちゃうかぁ なんて わらって

ちょ と ばか無謀に 晴れ晴れ

かつての ねしょんべん小僧わたくしと それをどうにかし続けてくれてた母

そんな過去に救われた気分 小雨の朝

いや~ やっとくもんだね ねしょんべん

…ちょっと ちがうか?

ことばがよみがえる

2018 年 9 月 26 日 水曜日

葡萄の丸い頬ふと

ことばがよみがえる

高校時代に 何度も何度も歌った うた

心の四季

あの頃は 高田三郎さんの 旋律に 夢中だった

今 改めて

吉野弘さんの ことばを かみしめる

あぁ

しみるなぁ