2020 年 6 月 12 日 のアーカイブ

7days book cover challenge Spinoff「月」テーマ その⑤

2020 年 6 月 12 日 金曜日

うそ・つきなつかしあのこ

読書習慣拡大や

自粛おうち時間をたのしく てな 思いから 始まった

7days book cover challenge

その後 そこから勝手に派生させた

1テーマの 七日間

題して #7daysbookcoverchallengeSpinoff

今週の テーマは「月」

5日目は

『うそ・つき』作・絵/木曽秀夫(フレーベル館)

先日投稿した 「こどもとしぜん」の「ひろしくんの ゆめ」の 絵の人

調べてみたら 保育園で紙芝居『ぞうさんのおおきなぼうし』など 読んでいた

お久しぶり…ではなく

近年も 触れていた人だったのだ

その方の 仕掛け絵本

「うそ」(鳥)が

お月さま欠けることについて

でたらめなことを おしゃべりする

かろやかに わはは と 笑ってしまう 絵本

しかし 内容さておき

裏表紙の 兎が

わたくしにとっては

あっ あのときの!と

再会うれしい気持ちに させてもらったのでした

ふふふ

元気そうでよかった

人の いた しるし

2020 年 6 月 12 日 金曜日

バスラーの白い空から『バスラーの白い空から』佐野英二郎 著(青土社)

読み終えた

須賀敦子さんの『本に読まれて』(中公文庫)で 知った本

一昨年 注文したときは 「購入できません」本だった

昨年 新装版となって よみがえり

入手叶ったもの

世に出てやろう という 書き手さんではなかったらしい

すべて つまびらかにするわけではない「抑制」された 筆致

しかし 思わせ振りの嫌らしさではなくて

書かないことにより その奥行きを

想像と 共感の余地を くれる

波乱の日々の ぎざぎざや とげとげが あったはずのあたりを

ていねいにていねいに 鑢がけして

磨いて撫でて

誰をも傷つけることなく

人の

ことの

かつて あった ひとときを 受け渡してくれる

「紳士」という 言葉を思う

波瀾万丈の…というより

それらを越えてきたひとが

しずかに 語る

言葉少なではあるけれど

時に 輝く比喩のまま 語らずにいてくださることに ゆらりゆるりと 漂う

思っていたより ずっと以前の出来事

敵対していたはずの 国の人

失われた国からの人

しかし それらを 掲げず 出会う 人と人との 時間

記すことが いつの日か 誰かの救いにもなるのだなぁ と 思う

著者の 没後

「彼の文章を 本にしたい」と 思い立った ご友人 中村稔さん

出版に 関わる方々

そしてこの 書評を「是非読みたい」と思わせてくださった 須賀敦子さん

ありがとうございます と

救われたものの一人として

深々と頭を 下げる思い